「株式投資を始めるには」編の最後の方にも書かしてもらいましたが、ご自身の好きな商品を作っている会社、あるいは好きな会社でもいいでしょう。その会社を調べてみるのもいいでしょう。調べる際に必要なのは

1. 会社の業績
2. 売買の状況
3. ニュース

この3つでしたね。

これらの情報をもとにご自身で、この会社の株はどのくらい上がるだろうかと予想することが大切です。素敵な銘柄に会えるといいですね。

この株に投資してもいいかなあというものが現れたら、今度は株価をチェックしましょう。必要な投資金額は株価×最小取引単位で計算します。

*最小取引単位とは100株から、あるいは1000株価らしか買えないという取り決めがあるのです。1株500円でも最小取引単位が100株になっていたら 500×100で5万円になります。

その次は株価が割高か割安かを判断する指標についてです。

PER(株価収益率)と言います。

PERは、株価 ÷ 一株利益(EPS) で計算します。

株価は年間の1株利益の何年分かです。株価は一株の値段ですから、対応する利益は一株当たりでなければいけません。

一株利益(EPS) = 会社の当期純利益 ÷ 会社の発行済の株数

この計算式で一株利益が出てきます。

理屈はこれぐらいにしておき、実際は自分で計算することも少ないです。一株利益(EPS)という指標がネット証券のデータや会社四季報のデータに出てきます。どういう意味か理解しておく必要がありますね。

銘柄選びに慣れてきたら会社の過去のPERの推移や同業他社のPERを参考にすると良いでしょう。

これに加えて株価チャートも、株の銘柄を決める際に有効です。チャートパターンといって会のサイン、売りのサインがわかるというものです。

これも詳しく知りたい方は「株価チャートのみかた」と検索していただいたらわかりやすいサイトもありますので、そこで勉強されることをオススメします。

計算式もチャートもチンプンカンプンという方もいらっしゃると思います。まだ勉強中の方も簡単に一つの銘柄を選んで投資するのは難しいことだと思います。

そんな方にはこういうのはどうでしょうか?

株の銘柄を選ぶのは難しい作業なのですが、東京証券取引所第一部に上場している会社は225銘柄あります。その中でこれと言ったものを選べたらいいのですが、

難しいという方には 日経225連動型上場投資信託(銘柄コード:1321)とかがオススメです。

これは一企業だけではなく、上場会社全部を対象としており、日本経済全体に投資するという形になります。だから今日本の経済はどうかということだけを購入の目安にできますので、分析が少なくすむのかもしれません。

全体を見通して投資をするタイプです。

ただ日本経済全体、つまり日経平均が下がってしまうと、必ず損をしてしまうことになります。日本経済全体が悪い時でも強い会社を選んでいれば、その選んでいた会社だけ株価が暴落しないこともありますからね。

ですから日経225連動型上場投資信託は選びやすいメリットはありますが、日経平均が下がってしまう状況になってしまうと、有無を言わさず下がってしまうというデメリットもあるということです。